4日までにメガバンク3社が発表した2026年3月期の連結業績予想によると、純利益において三菱UFJが2兆円、三井住友が1兆3,000億円、みずほが1兆200億円となり、いずれも1兆円を超える見通しとなった。
金利上昇を背景として企業向け融資の利ざやが拡大し、本業の収益を大きく押し上げていることによる。
ただし、今後、予想が下振れするリスクがないわけではない。米国の関税政策や海外経済の不確実性、為替の変動リスクが下期の業績に影を落としかねず、各行とも見通しは慎重だ。外部環境に左右される可能性を注視していく必要がある。
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【寺村朋輝】
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