4日までにメガバンク3社が発表した2026年3月期の連結業績予想によると、純利益において三菱UFJが2兆円、三井住友が1兆3,000億円、みずほが1兆200億円となり、いずれも1兆円を超える見通しとなった。
金利上昇を背景として企業向け融資の利ざやが拡大し、本業の収益を大きく押し上げていることによる。
ただし、今後、予想が下振れするリスクがないわけではない。米国の関税政策や海外経済の不確実性、為替の変動リスクが下期の業績に影を落としかねず、各行とも見通しは慎重だ。外部環境に左右される可能性を注視していく必要がある。
▼銀行関連記事
『九州主要地銀の25年3月期決算 金利追い風も収益構造が浮き彫りに』
【寺村朋輝】
関連キーワード
関連記事
2025年8月5日 12:00
2025年7月31日 15:35
2025年7月30日 16:00
2025年7月23日 11:30
2025年7月17日 10:15
2025年7月7日 13:00
2025年8月6日 15:00