【倒産】(株)片岡製作所(京都市南区) 電池用検査装置製造

再生手続開始決定
負債総額104億5,000万円

 同社は7月25日に京都地裁へ民事再生法の適用を申請し、8月8日、同地裁から再生手続開始決定を受けた。

 監督委員は河本茂行弁護士(河本総合法律事務所、京都市中京区烏丸通三条下ル、電話075-231-3101)。

 債権の届出期間は9月12日となっている。

 同社は1968年8月創業、同年11月法人改組。電池用検査装置を主力にレーザー加工機や液晶製造装置、産業機器、制御システムなどを製造し、量産用二次電池検査システムでは国内有数のシェアを有していた。近年はリチウムイオン電池などの二次電池の需要増加にともなって海外販路を拡大し、2018年1月期には売上高約110億3,100万円を計上した。しかし、コロナ禍や得意先破綻による焦げ付きなどで業績が悪化。追加資金調達も難航し今回の措置となった。なお、営業は現在も継続しており、今後はスポンサー支援を受けて再生を目指す。

業種 電池用検査装置など製造
企業名称 (株)片岡製作所
所在地 京都市南区久世築山町140
設立 1968年11月
資本金 4億8,570万円

関連記事