メディア総研、25年7月期決算 大幅増収増益

 12日、(株)メディア総研(本社:福岡市中央区、田中浩二代表)は2025年7月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は15億3,668万円(前期比33.0%増)、営業利益は2億9,403万円(同55.0%増)、経常利益は2億9,713万円(同53.3%増)、当期純利益は2億1,778万円(同107.3%増)で、大幅な増収増益となった。

 決算要因としては、主力のキャリア支援事業において「高専生のための仕事研究セミナー」など採用支援イベントの企画・運営力を生かし、地域開催型や特定業界特化セミナーの展開で学生・企業双方の満足度を高めたことが挙げられる。また、伴走型支援を特徴とする採用代行サービス「高専人材採用プロジェクト」では、学校訪問・工場見学会・PBL(課題解決型授業)などを通じ学生との接点を拡大し、顧客企業からの信頼を獲得して収益基盤を強化した。

 セグメント別では、キャリア支援事業が売上高12億8,973万円(同20.7%増)、セグメント利益6億347万円(同18.4%増)となった。WEBコンテンツサービス事業は、(株)アドウィルの新規連結により売上高2億4,738万円(同181.2%増)、セグメント損失1,735万円(前期は3,662万円の損失)となり、損失幅を縮小した。

 来期(26年7月期)の業績予想については、売上高16億6,837万円(前期比8.6%増)、営業利益3億2,667万円(同11.1%増)、経常利益3億5,734万円(同20.3%増)、当期純利益2億4,447万円(同12.3%増)で、引き続き増収増益を予想している。

【寺村朋輝】

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