高市早苗氏、女性初の首相に選出~自民・維新の連立内閣発足

 自民党の高市早苗総裁は21日午後、衆議院本会議で行われた首相指名選挙の1回目の投票で過半数を獲得し、第104代首相に選出された。女性の首相就任は、憲政史上初となる。

 これにともなって組閣を行い、皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て、自民党・日本維新の会による連立政権が発足する。夜には官邸で記者会見を開き、今後の政権運営について説明が行われる。

 新内閣の人事については、官房長官に木原稔前防衛相、財務相に片山さつき元地方創生相、農相に鈴木憲和復興副大臣を起用。総裁選を争った茂木敏充元幹事長は外相、小泉進次郎農相を防衛相、林芳正官房長官は総務相に充てる。外国人政策の担当大臣も設置予定で経済安保相に起用する小野田紀美氏が兼務する。

 石破政権は21日午前の閣議で総辞職した。自民党総裁と首相が異なる「総・総分離」が2週間以上におよんだ。

【近藤将勝】

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