中央技術コンサルタンツ、九地整が2カ月の指名停止措置

 24日、国土交通省九州地方整備局は(株)中央技術コンサルタンツ(東京都新宿区)に対して、指名停止措置を行ったと発表した。措置期間は10月24日~12月23日の2カ月で、九州地方整備局管内における一般競争入札の参加資格停止および指名競争入札等の指名停止が適用される。

 発表によると、今回の措置理由は、同社社員が公契約関係競売等妨害の容疑で逮捕・起訴されたことによる。同社の東北支店長は、宮城県気仙沼市が発注した業務の入札において、市職員から漏洩された情報を入手し、公正な入札を妨害したとされる。これについて今年7月21日に宮城県警が公契約関係競売入札妨害容疑で逮捕し、8月8日に仙台地検が同罪で起訴した。また、別の業務においても同様に漏洩情報を入手したとして、8月20日に追起訴された。

 九州地方整備局は、この行為が措置要件に該当すると判断し、今回2カ月の指名停止措置を下した。

【寺村朋輝】

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