30日、西部ガスホールディングス(株)(福岡市博多区、加藤卓二代表)は2026年3月期の連結中間決算を発表した。それによると、売上高は1,285億6,000万円(前期比14.5%増)、営業利益は51億2,500万円(同205.2%増)、経常利益は54億5,100万円(同154.9%増)、中間純利益は36億9,700万円(同231.5%増)で、大幅な増収増益となった。
決算要因としては、不動産事業で分譲マンションの販売戸数が増加したこと、電力販売事業における販売量が増加したことが主因となった。
セグメント別に見ると、ガス事業は販売量が0.6%増の4億2,808万m3となったが、原料費調整による単価下方修正の影響で売上高は719億1,700万円(同0.5%減)となった。一方で、ひびきLNG基地の減価償却費減少などによりセグメント利益は25億6,900万円(前年同期は3億7,500万円の損失)と黒字転換した。LPG事業は売上高112億300万円(同2.5%増)で、損失は5億6,700万円(前年同期は6億2,900万円の損失)と改善した。
電力・その他エネルギー事業は、販売量の増加により売上高160億4,000万円(同41.7%増)、セグメント利益10億8,000万円(同66.7%増)と大幅増。不動産事業は分譲マンション販売増で売上高283億2,500万円(同80.3%増)、セグメント利益22億8,200万円(同35.0%増)となった。その他事業は食品販売や情報処理などを含み、売上高103億4,900万円(同2.8%減)、損失2億6,700万円(前年同期は利益1億6,500万円)であった。
通期(26年3月期)の業績予想については、売上高2,560億円(前期比0.6%増)、営業利益105億円(同0.3%減)、経常利益110億円(同3.7%増)、当期純利益70億円(同10.0%増)で、微増収と増益を見込んでいる。
【寺村朋輝】


 
				 
				 
				 
				 
				 
				 
				 
				 
				 
				 
							 
							 
         
                           
                           
                           
                           
                           
									






