福岡県太宰府市の芦刈茂前市長は11日、自身のSNSにおいて12月14日投開票の市議選(12月7日告示)に立候補しない意向を表明した。
Facebook上において「体調悪く、数日前に選挙立候補を辞退することを選管に伝えました。張り詰めていた気持ちが一挙に砕け喪失感があります」としたうえで、「しかし街の問題点は解決していません。私の20年の経験を総括し、課題を明らかにし、解決の方向性を提起します」と投稿した。
芦刈氏は太宰府市議を2011年から1期務め、15年の太宰府市長選に立候補し、現職の井上保廣氏を390票差で破り当選した。しかし、市政運営をめぐり市議会との対立が続き、不信任決議が全会一致で可決。これに対して議会を解散して対抗したが、市議選で当選した市議全員による不信任決議が再び可決し、失職した。
その後も太宰府市政への関心を示し続け、楠田大蔵市長や門田直樹市議会議長を自身のFacebookにおいて名指しで批判を繰り返すなどしており、地元関係者の間では、楠田市長の3期目不出馬を受け、芦刈氏がリベンジを狙うのではないかとの見方も出ていた。
【近藤将勝】
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