福岡市で続々と増殖中 リノベ&コンバージョン物件(前)

 「天神ビッグバン」「博多コネクティッド」に代表される大規模な都市再開発プロジェクトが進行していることが、全国的にも注目されている福岡市。その一方で、老朽化したビルやマンションなどの建築物をリノベーション(大規模改修)、コンバージョン(用途変更)することで再活用する事例も、数多く見られるまちでもある。そして、今後は資材費高騰などを背景に、これらがさらに盛んになることが予想される。そこで、福岡市内を中心にこれまでの事例を改めて確認し、併せてそれらの今後の方向性についても考えていく。

コンパクトシティが育む建物再生の土壌

 福岡市は三方を山に囲まれ、一方は博多湾に面する。そうした地形から市街地は限られた平野部に集中し、行政・経済・交通機能が狭い範囲に集積してきた。城下町・福岡と商業都市・博多が近接して発展した歴史も加わり、中心部を歩行者が回遊できる範囲で都市活動が完結する「コンパクトシティ」としての構造が、早くから形成された。特筆すべきは、空港と都心の近さ。福岡空港は博多駅から地下鉄で5分、天神からも約10分という立地にあるほか、新幹線駅や博多港とも短時間で連絡でき、空港・港湾・鉄道・都心が一体化した...

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