企業とともに“即戦力”を育てる 村山理一学長が語る人材共創モデル|福岡工業大学
<COMPANY INFORMATION>
(学)福岡工業大学
理事長:大谷忠彦
学 長:村山理一
所在地:福岡市東区和白東3-30-1
創 立:1954年4月
設 立:1966年4月
TEL:092-606-3131
URL:https://www.fit.ac.jp
【目次】
- 産学協働で生み出す“真の即戦力”
就職率の高さを支える人材共創モデルの具体像を示し、PBLやAI教育による基礎力育成の強みを述べる。 - 地域と世界をつなぐ教育基盤の強化
半導体人材育成や国際連携強化により、地域産業とグローバル社会で活躍する人材育成を推進する。
産学協働で生み出す
“真の即戦力”
就職率99.9%、実就職率98.1%(全国第3位)。福岡工業大学(FIT)の実績を支えるのは、企業とともに人材を育む「人材共創モデル」だ。
「即戦力とは、配属初日から課題を定義し、仲間と分担し、最後までやり切る人材」。村山理一学長の定義は明快だ。技術力にとどまらず、企業の求めに対応できる基礎力と学習習慣を重視する。
毎年約50社の上場企業を招いた説明会を開催し、ニーズを把握する。企業からは「耐力の育成」や「失敗を経験できる学び」などの要望が寄せられ、重要課題として教育改善に取り組む。卒業3年以内の離職率は全国平均と比べ著しく低く、第1希望企業への就職者では5%未満と、「働き続けること」に成果が表れている。
そのための教育の柱がPBL(Project Based Learning)だ。自治体や海外大学との連携を通じ、学生は答えのない課題に挑む。数理・AI・データサイエンス教育を全学に展開したことをはじめ、PythonなどAI言語の習得機会を提供し、「情報の福工大」として高い情報活用力を身に付けさせている。
地域と世界をつなぐ
教育基盤の強化
地域産業との連携も広がる。大学・高専機能強化支援事業(文科省)での採択を受け、2027年4月には工学部を改組し、目玉として「半導体工学コース」を新設する予定だ。このコースを軸に基金からの補助を合わせ40億円以上の投資で半導体人材育成を強化する。関係の深い台湾など約10校との国際連携も拡充するなど、「グローカル人材」育成を進めている。
卒業生から首長や企業経営者など多くのリーダーが誕生しているが、村山学長はさらに「未来の社会リーダー」育成を見据える。自身も住友金属で非破壊検査技術を研究した産業界出身で「川の流れのように、無理はせず真摯に取り組み、チャンスは逃さない」という信条のもとキャリアを重ねてきた。
人材共創モデルの成果は「満足できる企業で長く活躍する卒業生」というかたちで、社会に還元され続けている。








