二場元ガバナーの権勢の栄枯盛衰物語(2)~ライオンズクラブの未来を考える

世界的な奉仕団体である『ライオンズクラブ』。その慈善運動は社会的に広く認知されている。ところがライオンズクラブの複数の会員から「福岡地区=337-A地区には問題がある」との情報が入ってきた。本来国際奉仕団体としての活動は名誉栄達ではなく、純粋な社会貢献にある。

ライオンズ国際協会337-A地区元ガバナー
二場安之氏

九州豪雨水害で復興に貢献

二場安之氏
二場安之氏

    二場氏は、1958年6月生まれ。田川市出身である。地元建設コンサルタント「フタバ設計」の代表取締役を務める。ライオンズクラブとの関わりは、2003年7月に福岡玄海ライオンズクラブに入会したことに始まる。クラブ幹事、会長を経てリジョンチェアパーソン(RC)やキャビネット幹事などライオンズクラブでの役職を歴任してきた。

 自社の経営を行いながら、ライオンズクラブの活動に挺身するには、熱い志と信念がなければ継続していくことは難しいのが実情だ。二場氏はその困難を見事に乗り越えてきた。

 特筆すべきは、17年7月に発生した九州北部豪雨被災地への支援を、対策本部実行委員長として陣頭指揮を執ったことだろう。ライオンズクラブの活動での名誉ではなく、人として、真心をもって各被災地へ支援を行ったことが多くの評価を得た。

 17年の九州北部豪雨災害は、福岡県朝倉市や東峰村、田川郡添田町、大分県の日田市や中津市において1時間に100ミリを超える雨量が観測され甚大な被害をもたらした。土砂崩れや河川氾濫などにより、多くの死者、被災者が出て、家屋・建物の全壊・浸水が相次いだ。朝倉市をはじめとする農業地域では、農作物への被害、電気や水、道路などインフラが崩壊した。被災した方々は、悲痛な状況にあるなか、復興に向けて官民全力を挙げて取り組んだ。

 二場氏も、前代未聞の災害を受け、自社の技術者をいち早く派遣し、東峰村から表彰も受けている。二場氏の本業である建設コンサルタントは、道路や河川など社会インフラ整備において、国や自治体などの発注者のパートナーとして、企画・調査・設計から施工管理に至るまで技術面で支える専門業務を担う。

 現地調査やデータ分析、構造計算や図面の作成などを行いインフラの品質管理を行っている。もちろん被災地への技術者派遣も企業活動に基づいた社会貢献である。

全国から寄せられた支援

 未曽有の災害に対し、国内外より法人・団体・個人から多数の善意の義援金や支援物資が続々と被災地へ届けられた。そのなかにはライオンズクラブの支援活動も展開された。ライオンズ国際協会の公式慈善団体であるLC国際財団(LCIF)や国内のLCから災害への支援金がライオンズクラブ337-A地区に寄せられた。

 この時(2017-18)の地区ガバナーを本部長とする九州北部豪雨災害の支援を目的とした対策本部が発足した。対策本部の実行委員長が当時キャビネット幹事であった二場氏である。

 実行委員長である二場氏を中心に支援活動が展開され、自ら現地に赴き汗を流している。その献身的な支援活動について評価する声がライオンズクラブ内で高かったことは前述の通りである。

(つづく)

【近藤将勝】

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