2024年11月23日( 土 )

「被爆地の心情を踏みにじる暴挙」~田上市長が北朝鮮に抗議

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田上 富久 長崎市長<

田上 富久 長崎市長

 北朝鮮が水爆実験を行ったことに対し、長崎市の田上富久市長は1月6日、北朝鮮に対して核兵器開発の即時中止と、国際社会における核軍縮・不拡散体制の取り組みに従うこと強く求めるため、抗議文を送付すると発表した。「被爆地の心情を踏みにじる暴挙」と、強く非難した田上市長のコメントは市のホームページに掲載されている。その全文は以下の通り。

本日、北朝鮮が水爆実験を実施したとの報道に接しました。
これまで3回の核実験を行ってきた北朝鮮が、新たに水爆実験を行ったことは、世界の平和と安全へのさらなる脅威となるものであります。
また、核軍縮・不拡散に向けた国際社会の真剣な取組と逆行する行為であるだけでなく、「核兵器のない世界」の実現を願う被爆地の心情を踏みにじる暴挙であり、被爆者をはじめ、被爆地市民は到底許すことはできません。
長崎市は、北朝鮮に対して、核兵器開発の即時中止とともに、国際社会における核軍縮・不拡散体制の取組に真摯に従うことを強く求め、直ちに厳重な抗議文を送付します。また、日本政府に対しては、国際社会と連携して、北朝鮮への厳正な対応を求めるとともに、北東アジアの非核化に向けた強いリーダーシップを発揮するよう要請文を送付いたします。

平成28年1月6日
長崎市長
田上 富久

 

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