2024年12月22日( 日 )

紙与産業・渡邉家の相続税対策の苦渋

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 【紙与産業*福岡地所ライバル比較論】は先達てレポートした通りである。その記事を読んで福岡有数の資産家、A統領から同情の声を聞いた。A家は渡邉家の資産と比較すると5分の1程度である。それでも凄い資産力だ。A氏の発言を要約し一つ紹介しよう。

 (1)我が家も家主が亡くなると、いつも不動産を売りだして相続税を賄ってきた。その捻出は血反吐をだす程難儀であった。私の一党のなかに昔でいう分家筋がある。両親がたて続けて故人となられた。6ビルを持っていたが、相続税を払うために売却してもう2ビルしか残されていない。

 (2)渡邉家はいかなることがあれ決して不動産を売らないことを家訓にしてきた。また一族の方々は個人名義の資産もかなり有しているようである。そしてご指摘のように家主にあたる方が5年間で2名亡くなられた。我が家でも同じ事態が生じたら大事になる。渡邉家の相続対策の苦渋は充分に同情できる。

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