2024年12月24日( 火 )

記録的な大雪で県内各所に影響。臨時休業も

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 記録的な寒波と大雪に見舞われた福岡県。降雪から3日間、交通機関のマヒから、食品、長靴、タイヤチェーンなどの買い占めに至るまで、様々な混乱が起きている。

 まず、降雪が始まった23日(土)夜。この日は翌日の大雪に備え、各地のスーパーで肉や魚、パン、豆腐といった食品が飛ぶように売れた。福岡県筑紫野市のとあるスーパーでは夜7時の時点で商品はほぼ完売。ガランとした売場を見て困惑する消費者の姿が目立った。また、カー用品店やホームセンターからタイヤチェーン、スプレーなどが消え、長靴の棚もガラガラになっていた。

 24日(日)は天気予報の通り大雪。一部地域では30センチの積雪が観測された。「これだけの積雪を体験するのは生まれて初めて。予想以上だ」(40代男性)と、突然の冬景色に驚く声も。当日は、多くの列車、バスなどが運行休止となり、市民の足も乱れた。

 25日(月)も混乱は続いた。福岡市の中心部にある西鉄福岡天神駅周辺も地面が凍り付き、転倒する人の姿も……。福岡市内の小中学校が休校となったほか、臨時休業する企業、閉店時間を早める小売店などが見られた。

 26日(火)、福岡市中心部は平常に戻っているが、福岡県筑紫野市、隣接する佐賀県鳥栖市などの地方都市ではほとんど雪が残ったまま。車は徐行運転を余儀なくされるなど大雪の影響が続いている。気温は氷点下を脱し、福岡地方の本日の最高気温は7度。最低は2度と、昨日より4度ほど高くなっているものの、依然、路面凍結した場所もあり警戒が必要だ。

【矢野 寛之】

25日昼過ぎの福岡市博多区。雪はほとんど残っていない 25日昼過ぎの福岡市博多区。
雪はほとんど残っていない

25日夜、福岡市都心部を少し離れた博多区でも雪が多く残っていた 25日夜、同じ博多区でも、都心部から離れた場所には雪が多く残っていた

26日朝、福岡県小郡市。雪がほとんど溶けていない 26日朝、福岡県小郡市。雪がほとんど溶けていない

26日朝、西鉄天神大牟田線「津古駅」近くの橋。 26日朝、西鉄天神大牟田線「津古駅」近くの橋。

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