2024年12月24日( 火 )

ベジフルスタジアム、福岡ブランド青果の輸出拠点へ

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 アイランドシティ内に移転新築となった新青果市場。来月12日に開場する同市場内で27日、開場記念式典が開催された。

テープカットの様子 テープカットの様子

高島市長から表彰状を受け取る(株)大林組九州支店支店長林雅仁氏 高島市長から表彰状を受け取る(株)大林組九州支店支店長林雅仁氏

 オープニングを飾るテープカットには九州農政局長井上明氏、福岡県知事小川洋氏、福岡市長高島宗一郎氏、福岡市議会議長おばた久弥氏、新青果市場整備委員会委員長大野憲俊氏の計5名が登場。全員が登壇し終わると、司会者が「今が(撮影の)チャンスですよ」と来場者に呼びかけ、撮影時間が設けられるなど、穏やかな雰囲気の中、式典はスタートした。
 開設者式辞では、福岡市長高島宗一郎氏が同市場の名称を『ベジフルスタジアム』とした理由を紹介。ベジフルは野菜のベジタブル、果物のフルーツを合わせた造語で、スタジアムには、「公正な競争を」という想いが込められている。その後は各関係者への表彰が行われた。整備費199億円という建設事業に携わった企業関係者を代表して(株)大林組九州支店支店長林雅仁氏が表彰状を受け取った。

 また、式典終了後には内覧会が行われた。

卸売場西棟1F:新しいセリ場 卸売場西棟1F:新しいセリ場

卸売場西棟1F:定温卸売場 卸売場西棟1F:定温卸売場

 卸売場東棟に隣接する青果市場会館2階には衛生検査所が設置されており、万が一入荷された青果に問題があっても、その場ですぐに検査、原因を追求できる。同2階にはそのほか、料理教室や、コンビニやサービスエリアなどを手がける西日本パブリック(株)が、「マルシェのうまみ」をオープンする。

衛生検査所 衛生検査所

公開されたマルシェのうまみ完成予想図 公開されたマルシェのうまみ完成予想図

 九州では最大、西日本でも有数の規模となった新青果市場。青果物の安定供給はもちろんだが、博多港から福岡ブランドの新鮮な野菜を国内・外へと送り出す、輸出拠点としての役割も期待されている。

hikaku

 

 

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