アイランドシティ内に移転新築となった新青果市場。来月12日に開場する同市場内で27日、開場記念式典が開催された。
オープニングを飾るテープカットには九州農政局長井上明氏、福岡県知事小川洋氏、福岡市長高島宗一郎氏、福岡市議会議長おばた久弥氏、新青果市場整備委員会委員長大野憲俊氏の計5名が登場。全員が登壇し終わると、司会者が「今が(撮影の)チャンスですよ」と来場者に呼びかけ、撮影時間が設けられるなど、穏やかな雰囲気の中、式典はスタートした。
開設者式辞では、福岡市長高島宗一郎氏が同市場の名称を『ベジフルスタジアム』とした理由を紹介。ベジフルは野菜のベジタブル、果物のフルーツを合わせた造語で、スタジアムには、「公正な競争を」という想いが込められている。その後は各関係者への表彰が行われた。整備費199億円という建設事業に携わった企業関係者を代表して(株)大林組九州支店支店長林雅仁氏が表彰状を受け取った。
また、式典終了後には内覧会が行われた。
卸売場東棟に隣接する青果市場会館2階には衛生検査所が設置されており、万が一入荷された青果に問題があっても、その場ですぐに検査、原因を追求できる。同2階にはそのほか、料理教室や、コンビニやサービスエリアなどを手がける西日本パブリック(株)が、「マルシェのうまみ」をオープンする。
九州では最大、西日本でも有数の規模となった新青果市場。青果物の安定供給はもちろんだが、博多港から福岡ブランドの新鮮な野菜を国内・外へと送り出す、輸出拠点としての役割も期待されている。
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