2024年11月25日( 月 )

福岡県内常用労働者の平均賃金は32万9,882円

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

fukuoka 福岡県は1月29日、福岡県内の常用労働者数30名以上の事業所を対象に行った賃金などの調査の結果を発表した。調査は福岡県内の事業所1,200社に調査票を送付して行われ、有効な回答を返送した556事業所の結果をまとめたもの。2015年7月の1カ月間を対象に平均賃金などの調査を実施した。

 調査結果によると、福岡県内常用労働者の平均賃金は329,882円となっている。規模別にみると中小企業では27万3,569円(平均年齢42.2歳、平均勤続年数9.7年、基準外賃金3万965円含む)、大企業で35万9,041円(平均年齢40.8歳、平均勤続年数13.4年、基準外賃金5万4,127円含む)となっている。

 産業別にみると、最も高い基準内賃金は、電気・ガス・熱供給・水道業の42万4,760円で、学術研究、専門・技術サービス業が34万8,646円、建設業が33万7,017円と続いた。

 また、パートタイム労働者の平均賃金は10万225円で、中小企業では9万2,546円、大企業は10万6,251円と、常用従業員、パートタイム労働者ともに大企業が中小企業よりも多くの賃金を支払っている実態が明らかになった。

 年次有給休暇の取得状況の調査結果も発表された。それによると労働者1人あたり、1年間に平均18.1日の年次有給休暇が付与され、平均9.6日の取得がなされている。付与日数は中小企業では平均15.9日、大企業では平均19.0日、取得日数は中小企業では平均9.6日、大企業では平均10.3日となっている。

【柳 茂嘉】

※基準内賃金とは所定労働時間に対して支給される賃金で、交替手当、家族手当、通勤手当、住宅手当などの諸手当を含む。基準外賃金とは時間外労働などの所定外労働に対して支給される賃金。

 

関連記事