上昇に転じた九州地銀の株価~期末は?
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3日の日経平均株価は、2月末の1万6,026円76銭から+933円40銭と大幅に上昇。終値は前日比+213円61銭の1万6,960円16銭と1万7千円台に手が届くところまで値を戻している。
原油先物は34ドル台半ば、ドルも113円台半ばと落ち着いた値動きとなっており、先ほど取引を終えた3日のダウ平均株価は、前日比+44.58ドルの16,943.90ドル。
日経平均株価、上海総合指数、ダウ平均株価とも3連騰となり、世界同時株安はひとまず収束する動きをみせており、果たして4日の今日4連騰となるのだろうか。九州地銀の株価も、今年に入り日経平均と連動して値を下げていたが、さらに追い打ちをかけたのが、日銀黒田総裁が1月29日に発表した「マイナス金利政策」の導入。2月に入り銀行株は大幅な下落に見舞われていた。
そのため2月26日に発表された十八銀行とふくおかFGの経営統合にも、九州地銀の株価はまちまちの反応しか見せなかった。それが3月に入り、日経平均株価上昇の流れを受けて、株価は宮崎太陽銀行と豊和銀行を除き、上昇に転じている。九州地銀(FG)の株価は値を戻してきているものの、期末に向かっては、個々の財務内容が株価に反映することになりそうだ。
【北山 譲】
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