2023年7月10日 06:00
海外の投資マネーが福岡に集まってきているようだ。成長著しい福岡市の再開発に多額の投資が集まり、開発を助長させる。
2023年7月7日 06:00
設計の世界には、コンペやプロポーザルという受注形態が古くから根付いている。コンペやプロポーザルとは、基本的にはオーナーが広く挑戦者を募り、プランを競合させて、1番理想に近い提案を採用してプロジェクトを進める手法だ。
2023年7月6日 06:00
建築設計の業界には、徒弟制度が強く残っている。建築家の卵たちは、師匠を捜して有名建築家事務所の門を叩き、かばん持ちのような軽作業から仕事が始まる。低賃金で長時間労働を続ける世界だ。
2023年6月13日 06:00
だから建築家(設計者)は、自分の選りすぐったメッセージと実績を武器に、仕事を探し続ける。しかし、建築の面白いところは、資金を出すオーナー主導だということ。
2023年6月12日 06:00
60年代の終わりから70年代にかけて、建築家が取り組むべき社会の要請として“都市に住む”という主題が浮上してきた。その主役を担ったのが「野武士」と呼ばれた建築家たち。
2023年6月9日 06:00
建築家はクライアントがあって初めて成り立つ仕事であるがゆえに、クライアントにきちんと説明できるように、常に考えながら空間をつくっていく姿勢をすべての授業のなかで叩き込まれる。
2023年6月8日 06:00
規律と秩序を保ち、社会との親和性を図る指南役として“建築家”は存在する。しかし今、彼らの力が社会的に弱まってきているようだ。設計者は何を考えているのか──。
2023年5月15日 06:00
戦後の復興期が終わり、日本が高度経済成長期になるとマンションの平均的な専有面積は60m2、70m2と拡大していく。その過程において、「DK」をベースに1部屋、2部屋と付け加える間取りが普及していく
2023年5月12日 06:00
女性にとって結婚相手は、子どもの(遺伝的な)父親になる可能性が高い。それを見据えて交際相手を選ぶ女性が存在している。子どもがハンデを追うリスクを、あらかじめ避けようとしているのだ。
2023年5月11日 06:00
現代の日本人の多くは、将来にわたって中流生活を維持することを至上命令にしている。出会いの時点で、老後の生活まで考えて行動する人が、かなりの割合で存在しているのだ。
2023年5月10日 06:00
福沢諭吉が明治時代、「西洋にあって東洋になきものは、有形において“数理学(統計学のこと)”と無形において“独立心”の2点である。/福翁自伝」と指摘していた。
2023年5月9日 06:00
“家族”分野において、明治政府はドイツの制度を参考に「イエ制度」をつくり、戦後は民法改正などもあって、欧米の「核家族」をモデルに社会が組み立てられてきた。
2023年4月11日 06:00
そもそも田畑や山林をもたず、生産手段である土地と切り離された都市住民は、消費者として生きるしかなく、それゆえ、給与を与えてくれる会社に強く依存するようになる。
2023年4月10日 06:00
都市と田舎のバランスが重要だ。田舎出身者のなかには、田舎を毛嫌いしている人が少なくない。そういう人たちは、過疎の閉鎖性や後進性、封建的な部分に対して、ほとんど憎悪に近い感情を抱いている。
2023年4月7日 06:00
近代国家としての成立を急いだ新政府は、中央集権的な統治体制を築き、自立した経営体である藩の集合体国家から中央集権的な統一国家へと国体を変革するために、2つの旗印を掲げた。
2023年4月6日 06:00
森が豊かで水に恵まれ、川や海や湖があり、豊かな手業や知恵の伝統が受け継がれているような、人が古くから住んできた山麓部を日本人は「里山」と呼んだ。
2023年3月9日 06:00
構造をつくっておいて、あとは自然が占領していくのに任せる。自然を模倣するバイオミミクリー(生物模倣)、空気を浄化する建物の外皮、水を浄化する構造、または炭素を捕獲する建築。
2023年3月8日 06:00
森林の荒廃を食い止めるために、カナダやノルウェーが推進する「木に戻ろう」という動きがトレンドになっており、木造(躯体が木材)、木質(仕上げが木材)建築が注目されている。
2023年3月6日 06:00
雨の水を川に変える「流域」という地形は、水循環の基本単位であり、その空間に展開する生物世界を含めて考えれば「流域生態系」であり、水の暮らしまで含めて考えれば「流域生活圏」であるということがわかってきた。
2023年3月3日 06:00
日本には約1万4,000の一級河川があり、国土の7割近くが109の一級水系に覆われている。それ以外でも、二級河川や準用河川、あるいは暗渠(あんきょ)となった川の流域に属している。日本列島は「流域構造」に埋め尽くされているのだ。