2024年11月25日( 月 )

柳橋連合市場でボーリング調査 場内に響くドリル音は開発への号砲か

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封鎖された通路<

封鎖された通路

 数日前、柳橋連合市場前を通りがかった。場内への進入路のひとつが封鎖され、地質調査が行われていた。立て看板には、「マンション工事に伴うボーリング調査中」と書かれており、発注者は(株)ジョイフルコーポレーション(所在地:東京都町田市、佐野吉裕代表)となっている。4月末頃より、調査が始まったというが、狭くとも場内へ続く主要道路のため、利用者はしばらくの間不便さをともなうだろう。

 さて、建て替えはどのビルなのか。道路のどちら側かになるのだが、どうやら柳橋連合市場協同組合や福岡南天神振興会、福岡市移動飲食業組合の入居する通称「高口ビル」が建て替えとなるようだ。すでに4月中旬に、開発業者から高口ビル賃貸契約者向けに説明会が開かれたようだ。

高口ビル<

高口ビル

 後日、そこで配布された説明会資料を入手した。資料によると、当地には14階建てのマンションを計画しており、1階に店舗、2階以上を住居としている。現在の入居者は移転先の確保が必要になってくるが、すべてジョイフル社が現家賃と同程度で提供すると説明している。店舗は店主の意向で承認が得られるだろうが、上記組合や振興会などはどうか。組合の理事らの合意を取らず、一部の理事が転居を推し進めようとしたことで、理事会が紛糾したとの話も聞く。

 同時に当地を購入したジョイフル社の話も入ってきた。どうやら柳橋連合市場一帯で、ほかにもいくつか不動産売買に関与してきているようだ。説明会資料には「弊社は現所有者と長期間にわたる交渉を経て、この4月1日に売買をいたしました」と書かれているが、引渡しは今月20日頃と聞く。一部関係者からは、「手付金は払ったが、内金が払えていないようだ」との声もあり、計画通りいくのか今後の動向に注目したい。

【東城 洋平】

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・福岡市中心部3,500坪の再開発計画再び 柳橋連合市場

 

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