2024年11月05日( 火 )

緊急臨時総会で何が語られるのか 開発に揺れる柳橋連合市場

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高口ビル

 柳橋連合市場協同組合の事務局などが入居する通称高口ビルの建て替えが浮上しているのは既報の通り。当該ビルの1階には複数の商店など、2階に同協同組合や福岡南天神振興会、福岡市移動飲食業組合が入居している。建て替えのためには現入居者の退去が前提となるが、開発業者である(株)ジョイフルコーポレーションとの間で話が進んでいないようだ。

 関係者からの情報で、本日5月20日午後、同協同組合の臨時総会が開かれることが明らかとなった。議題は主に3つ。(1)市場内の共有休憩所の廃止について、(2)同協同組合の事務所移転について、(3)看板撤去など含む修繕費について、である。いずれも現在浮上している高口ビル移転、またその開発を手がけようとするジョイフル社に関わるものである。事務所移転については、すでに一部の理事が理事会の総意を得ずに進めようとして紛糾した経緯がある。そのため、臨時総会で組合員の意向を確認するものと思われる。また修繕費については、現在ある柳橋連合市場の看板の撤去費用に関するもの。現在、ジョイフル社が運営している市場内駐車場との関わりが予想される。

 組合員は計30。総会での決議は3分の2以上の同意が必要となるが、関係者からは「開発したいがための議題であり、とうてい合意できるものではない」との声が聞かれた。

【東城 洋平】

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