旧大名小学校跡地の未来はこれだ!
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5月24日、旧大名小学校体育館に大勢の人が詰めかけた。福岡銀行をはじめとする銀行関係者、スーパーゼネコンの清水建設、建築士などの建設業界関係者、そして報道関係者など、集まった人もバラエティに富む。目的は一つ、「旧大名小学校跡地まちづくり構想」に関する民間提案公募の説明会だ。
主催は福岡市住宅都市局都心創生部都心創生課。同課担当者は、この跡地に求められる役割を、「大名地区と天神地区をつなぐマグネット」であると説明。また、同跡地を新たな拠点とすべく、1、歴史文化性、2、創造性、3、居住性、4、防災性、5、一体性、6、回遊性の6つの要素を兼ね備える必要があることを強調した。かつて運動場だった場所(約3,000m2)は、広場などの憩いの場としての活用が予想される。
また、デザインに関して、敷地内の大名公民館・老人いこいの家複合施設や消防分団車庫、隣接する中央警察署大名警察官連絡所の機能が損なわれることがないような配慮が求められた。
求められる6要素には居住性もうたわれていることから、一部解体予定の校舎・建物は、マンションなどの共同住宅になる可能性が高い。明治開校という歴史を持つこの小学校、特に校舎中央階段のデザインは現在では大変希少なもののため、この階段はそのままに保存されることも考えられる。モダンとアンティークを兼ね備えた建物が誕生するかもしれない。
敷地面積約12,000m2。周辺エリアも含めた整備提案も可能であることから、提案次第で同跡地だけでなく、大名地区の景観・存在感を大きく変えることもできる。予定では2016年5月~10月にかけ選考を行い、16年度中の計画策定、18年度以降の跡地活用開始を目指す。このビッグプロジェクトを誰が手にするのか、そして、人が集う場として見事再生を果たした警固公園を超えることができるか、注目が集まる。
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