【ナビスコ杯】「九州ダービー」アビスパ、数的不利跳ね返しドロー
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アビスパ福岡は5月25日、2016ヤマザキナビスコカップ第6節 でサガン鳥栖とホームのレベルファイブスタジアムで対戦し1-1の引き分けに終わった。
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守る實藤選手、三嶋選手
「九州ダービー」ということで1万4,465人の観衆が来場し、スタジアムは試合前から熱気にあふれた。試合では、40分過ぎから両チームゴール前で得点機を作り出すようになり、44分にアビスパのMF冨安が、自陣ペナルティエリアでサガンの豊田を倒し、2枚目のイエローカードで退場。ペナルティキック(PK)を献上し、豊田がこれを決め、サガンに先制点を許した。
10人での戦いを強いられたアビスパは、後半からFW城後を投入。その起用により、アビスパの攻撃にリズムが出るようになり、再三サガンのゴールを脅かした。守備ではハードワークを全員が実践し、サガンの攻撃陣を封じ込めた。そして85分に、平井の値千金の同点ゴールへとつながった。その後もアビスパは猛烈にサガンのゴールに攻め込んだが、得点に至らずタイムアップ。1-1の引き分けとなった。
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井原正巳監督
試合後の井原正巳監督は、「後半、1人少ない中でも1人が1.1倍、攻守にハードワークをすれば10人でカバーできるということで、選手たちはそれを信じて最後まで逆転しようと、気持ちでプレーをしてくれた」とコメント。数的に不利な状況のなかで終了間際に得点したことは、次節以降の試合につながる価値ある引き分けであったと言える。アビスパが、イエローカードを5枚出されたことは、それだけ厳しい守備を実践していたことの裏返しである。
勝利とはならなかったが、勝ちに等しい戦いぶりを受けて試合後、アビスパサポーターが選手に対して温かな声援を送っていた。リーグ戦では17位と厳しい戦いが続くアビスパだが、光が差し始めた。
【河原 清明】
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