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瓦工事の仕上がりは、人手の投入如何で左右されるが、在来瓦工事で4~6日、コロニアル工事であれば2~3日かかる。
熊本のある中堅瓦工事店は、現在700所帯の瓦修復工事を請けているそうである。取材してみると、「いやー大変です。被害者の方々の気持ちはわかりますが、人手が足りない。職人がいない厳しい現実があります。1班3人として、1棟4日かかります。年間稼働日は280日でしょう。そうなると、1班で年間70棟しか瓦を葺ききれません。我が社では年間通じて4班しか持ちえませんから、年間280棟が限度です。だから今、予約をいただいているお客さんの要望をこなすには、2年以上かかります」と低姿勢である。
同業界を歩いてみると、答えは同じである。「お客さんのお気持ちはわかりますが、2年辛抱していただかないと、仕事は不可能です」となる。
瓦業界から見通すと、戸建て住宅の熊本地震からの完全復興まで、2年はかかるということになる。
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