参院選 全員参加で 日本を変える!
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NetIB-Newsでは、政治経済学者の植草一秀氏のブログ記事から一部を抜粋して紹介する。参院選は10日に投開票が行われた。植草氏は現在の日本が弱者から税金を集め、特定の利権集団にばらまかれるような構造になっていると指摘。この構造を作り上げてきたのが米国であり、その手先となったのが安倍首相の祖父である岸信介氏であり、安倍首相は祖父の心情を受け継いでいると強く非難している。
安倍政治の本質はアメリカへの隷従だ。それは、安倍晋三の祖父である岸信介氏がアメリカによって助命されたことに起因している。岸信介氏は本来、日本の戦争責任を問われるべき行動をした人物である。満州での日本軍による麻薬利権創設にも深く関与したと見られている。日本の中国侵略にも深く関与していると見られる。ところが、岸信介氏は戦争犯罪の責任を免れて釈放された。公職から追放されたが、のちにこれも解かれた。そして、日本の総理大臣になって安保改定などに進んだのである。
この「起死回生」とも言える「大転換」を演出したのは米国である。自由民主党の創設も米国のCIAによる秘密資金提供によっている。米国のエージェントになることと引き換えに、岸信介氏は米国により助命されたのだと考えられる。岸信介氏が戦争責任を問われた際、恩師は岸信介氏に潔く命を絶つことを進言した。
ふたつなき 命に代へて 惜しけるは
千歳に朽ちぬ 名にこそあれ「命よりも名誉を重んじよ」と進言した。しかし、岸氏は米国による助命の道を選んだのだと思われる。魂を捨ててでも、命を得ることを優先したのだと思われる。そして、この、魂を捨てた岸信介氏に対して、米国は破格の厚遇を示したのである。その、屈辱を覆い隠すための「言い訳」が次の返歌に示されていると言えるだろう。
名に代へて このみいくさの正しさ
来世までも 語り残さむ「この みいくさ(御いくさ)の 正しさを来世までも伝えるために、名誉を捨てて生きながらえる」という意味に受け取ることができる。魂を捨てて米国にひれ伏すことになった、その姿を、何とか正当化するために、「このみいくさの正しさを来世にまで伝えるのだ」としたのである。
※続きは7月10日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」第1484号「安倍政治はなぜ「米国の命令に全面服従」なのか」で。
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