2024年12月24日( 火 )

九州地銀の株価~与党圧勝で大きく上昇

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 参議院選挙を前に安倍首相は、「アベノミクスをもっと加速するのか、それとも後戻りするのか。これが来る参議院選挙の最大の争点であります。今こそアベノミクスのエンジンを最大にふかし、(デフレから)一気呵成に抜け出すためには、『脱出速度』を最大限まで上げなければなりません」と語っていた。
 昨日10日の参議院選挙は与党の圧勝で終わった。きょう11日の日経平均株価は、前日比+601円84銭の1万5,708円82銭と大きく値を上げて取引を終えている。
 日経平均の大幅な値上がりにともなって、九州地銀(東証上場・福証)の株価も全面高となった。別表の「1.九州地銀(FG)の株価推移表」を見ていただきたい。

<表から見えるもの>
 8銘柄のうち、西日本シティ銀行を除く7銘柄が2ケタ台の上昇となった。とくに上げ幅が大きかったのは北九州銀行を傘下に持つ山口FGで、前日比+36円の943円。次が九州FGで+32円の519円。続いてふくおかFGが+16円の335円と、同じく+16円の十八銀行は244円だった。
 今日600円以上の値上がりとなった日経平均株価は、ちょうど1週間前の7月4日(月)の株価に近づいており、はたして明日以降連騰なるのか。それとも腰折れするのか。金融関係者にとっては、当面目が離すことができない状況が続くことになりそうだ。

いずれにせよ、安倍総理と一体となってアベノミクスを推進する日銀の黒田総裁が、7月29日(金)に開催予定の金融政策決定会合で、新たな追加緩和策に踏み切る可能性が大きく高まったといえよう。

【北山 譲】

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