2024年11月27日( 水 )

東京都知事選・宇都宮健児氏の一本勝ち

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 NetIB-Newsでは、政治経済学者の植草一秀氏のブログ記事から一部を抜粋して紹介する。14日に告示された東京都知事選で、宇都宮健児氏が出馬を取りやめ、野党は鳥越俊太郎氏でまとまった。植草氏は宇都宮氏が日本の政治にかけていた美徳を示したと高く評価。安倍政権に反対する主権者は宇都宮氏の大英断に応え、東京都知事選を勝利しようと呼び掛けている。


東京都知事選が告示された。投票日は7月31日である。
昨日のブログ記事「反自公陣営は万難排し候補者一本化完遂せよ
に、反自公サイドの候補者一本化の必要性を強く訴えた。

7月12日には、ニュースサイトである”NET IB NEWS”が拙ブログ記事「首都東京奪還する千載一遇チャンスを生かす」を紹介し、次の見出しリード文を掲載した。

「NetIB-Newsでは、政治経済学者の植草一秀氏のブログ記事から一部を抜粋して紹介する。植草氏は東京都知事選に注目。自公がそれぞれ候補者を立てようとしている状況をチャンスと捉え、民進党が擁立する鳥越俊太郎氏で野党統一候補が実現するかもしれないと期待を掛けている。」

反自公陣営の主力候補として宇都宮健児氏と鳥越俊太郎氏が出馬の意思を表明した。自公サイドは小池百合子氏と増田寛也氏の2名が出馬の意向を表明し、分裂選挙になる可能性が高まった。反自公陣営が候補者を一本化できれば、勝利できる千載一遇のチャンスになる。何としても候補者の一本化が求められる局面であった。この状況下で宇都宮健児氏が出馬取りやめの判断を下した。見事な大英断である。皆のために我が身を捨てる決断を示された。心からの敬意を表したい。日本の政治に欠けていた美徳を宇都宮氏が示された。

日本の政治を支配しているのは、
「自分が、自分が」
という
「我欲」=「エゴ」
ばかりである。この「我欲」=「エゴ」が日本政治を地の底まで突き落としてきた。このなかで、宇都宮氏が初めてこの美徳を回復させた。この宇都宮氏の大英断を必ず結実させねばならない。

7月4日付ブログ記事「都知事選に期待される候補者の乱立
に次のように記述した。

「原発・憲法・TPP・基地・格差の問題で、安倍政権勢力の主張と重なる主張を示す候補者には、できるだけ多く立候補してもらいたい。この考えを持つ主権者の投票が分散するからである。」

「何よりも大事なことは、こちら側の候補者を一本化することだ。前回都知事選で次点に泣いたのが宇都宮健児氏である。主権者の側の候補者としては最有力の候補者になる。安倍政権と類似した政策を提唱する候補者が乱立し、こちら側の主張を提示する候補者が1人に絞り込まれるなら、宇都宮健児氏にしろ、他の統一候補にし
ろ、十分に勝算が生まれてくる。」

安倍自公政権の政策主張と重なる主張を示す候補者が乱立することが望ましいこと。そして、反自公陣営が候補者をただ一人に絞り込むことが重要であることを主張した。この間、一貫して、こちら側の統一候補として最良の選択は宇都宮健児氏であると考えてきた。しかし、宇都宮氏が統一候補として擁立される条件が整うのかどうかが不透明であった。その最後の局面で鳥越俊太郎氏が浮上し、こちら側の候補者が宇都宮氏と鳥越氏の2名になる状況が生じた。この局面で身を引く決断を示すことは極めて難しい。しかし、その大英断を宇都宮氏が示された。
この大英断に敬意を表し、「安倍政治を許さない!」と考える主権者は、今回の東京都知事選を必ず勝ち抜かねばならない。それが、宇都宮氏の大英断に対する私たちの責務である。

※続きは7月14日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」第1488号「宇都宮氏大英断に応え都知事選を必ず勝ち抜く」で。


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