2024年11月27日( 水 )

腐敗メディアが突如都知事選報道止めた背景

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 NetIB-Newsでは、政治経済学者の植草一秀氏のブログ記事から一部を抜粋して紹介する。今回は、7月31日に投開票を迎える東京都知事選の情勢について触れた、7月16日付の記事を紹介する。


 7月31日に投票日を迎える東京都知事選が最初の週末を迎えた。3連休の市民も多い。安倍自公が分裂選挙となり、安倍自公に対峙する野党4党が候補者の一本化を実現させた。したがって、野党候補の当選が確実視される。
 メディアが、この事実を事実のまま伝えると、大きな流れが確定してしまう。鳥越俊太郎氏が圧勝することになる。この「不都合な真実」を隠蔽し、偽装する動きが本格化すると予想される。週末の情勢が報道されることになるが、鳥越氏圧勝の情報が隠蔽される可能性がある。

 メディアは野党候補が一本化された瞬間から都知事選報道を極小化し始めたのである。その典型事例がNHKの皇室報道である。天皇の生前退位問題はすでに政府とNHKとの間で情報共有されていたものと見られる。その情報を公開するタイミングを計っていたのだ。

 野党候補の一本化という安倍自公にとって致命的な事実が現実化したタイミングでこの情報を公開し、これを契機に都知事選報道を最小化したのである。

 そもそも、参院選のさなかに、参院選の争点を掘り下げる報道をせずに、都知事選報道を大々的に実行してきたのは誰だったのか。
 野党候補の一本化までは、都知事選報道が全面展開されていた。それが、野党候補一本化実現の瞬間から、報道が最小化したのである。

 狙いは、(1)「鳥越氏独走の事実の隠ぺい」、(2)「投票率の引下げ」、(3)「虚偽の世論調査流布の下地作り」である。

 週末の情勢を発表するマスメディア報道は、間違いなく虚偽情報になると予想される。事実通りに報道されるなら、鳥越氏の独走になる。このことは、参院選の東京選挙区投票結果から明らかである。

 7月10日に実施された東京選挙区における得票数は以下のとおりだった(単位:万人)。

安倍改憲勢力サイド

自民  中川雅治  88.5
    朝日健太郎 66.6

公明  竹谷とし子 77.1

お維新 田中康夫  46.9

こころ 鈴木麻理子 10.2

反安倍改憲反対勢力サイド

民進  蓮舫   112.3
    小川敏夫  50.8

共産  山添拓   66.6

無所属 横粂勝仁  31.0
    三宅洋平  25.7

社民  増山麗奈   9.4

諸派  小林興起   8.2

 安部改憲勢力サイドが287.2万票、反安倍改憲反対サイドが304.0万票である。安倍改憲勢力が2人の候補を擁立し、反・安倍改憲反対勢力が候補者を一本化したのである。
 結果は火を見るよりも明らかである。

 安倍一族は、虚偽の情勢調査結果を発表する可能性が高い。ここで虚偽の下地を作り、投票率を引き下げ、事実とは異なる選挙結果を「創作」する可能性さえある。
 それは「不正選挙」を意味するが、「不正選挙」を明らかにするには、動かぬ証拠を掴む必要がある。この点については別途、深い論証が必要になる。

 いずれにせよ、現状を客観・公正に捉えるならば、鳥越氏の圧倒的優位は揺るがない。反安倍改憲勢力サイドの都民は、必ず選挙に足を運び、都政刷新を実現しなければならない。

※続きは7月16日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」第1490号「情勢調査待つまでなく都知事選情勢は明白」で。


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・植草一秀の『知られざる真実』

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