なぜイチローを使わないのか――
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メジャーリーグ、マーリンズのイチロー。野球経験のある筆者も憧れた選手の一人である。メジャーに渡り積み上げたヒットは、16年間で3,000本目前。7月24日時点で、今季の打率は.339。出場機会が限られ、打席に立つ数が少ないなかで健闘している。24日のメッツ戦には代打で出場したが、空振りの三振。大記録まで残り4本のままだ。
スポーツ紙では、マーリンズのドン・マッティングリー監督も走攻守とも、イチローの能力を高く評価していると報じている。しかし、7月に入ってからスタメンでの起用はわずか3試合。筆者の個人的な意見では、もっとスタメンで起用した方がチームにもプラスとなり、3,000本安打到達も早まり、メジャーリーグ自体も盛り上がるのでは、と思う。
だが、それを現実にしないのは、4番手外野手としてのマーリンズとの契約だ。マーリンズの3外野手はいずれも年齢が若く、伸びしろのある有望選手である。達成目前の記録は早く達成させてあげたいが、その前提がライバル3選手の“故障待ち”ではなんとも寂しい限りである。契約の問題もあるのだろうが、監督には早くイチローをスタメン起用することを期待する。【奥 隆司】
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