東ヨーロッパには何があるのだろう(24)
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森と泉の国はロマンチック…ではない?
見た感じ、緑あふれる豊かな大地。しかしここには、我々の国にあるような溢れる初夏の木々の香りや、数え切れないほどの緑の種類はない。沼沢地にあるのは、限られた種類の落葉灌木であり、それより高いところには、これまた限られた樹種の人工林だ。この国では、その国土の半分を林野が占める。国有と私有が半々という。樹種は、スコッツパインと呼ばれる欧州アカマツ、シラカバ、ポプラの姿しか見えない。
限りない沼沢地と小さな川が重なるこの地での林業は、大変な作業だと推察される。いかに高低が小さいとはいえ、真冬の凍結時期はともかく、足場の悪い湿地での作業はさぞ大変に違いない。
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まっすぐに30mはあろうかというヨーロッパ赤松の人工林。成長にはさぞ長い年月がかかったことだろう
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湿地林は、豊かに見えて実はそうではない
リガからタリンへ
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電柱はアカマツ
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ときにそのてっぺんにコウノトリが巣をつくる
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風力発電の風車。しかし、こんな光景はほとんどない
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製材所。昔は我が国でも普通に見ることができた
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庭先に積まれた薪。地方の道路沿いの民家の庭に普通に見られる光景だ
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何と、こんなところにもカフェがある。だが、客の姿はない
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スーパーマキシマのラッピング列車。国営鉄道の評判は悪い。いまだ残る社会主義の悪習か?
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民家にはライラックの花が咲く
(つづく)
<プロフィール>
神戸 彲(かんべ・みずち)
1947年生まれ、宮崎県出身。74年寿屋入社、えじまや社長、ハロー専務などを経て、2003年ハローデイに入社。取締役、常務を経て、09年に同社を退社。10年1月に(株)ハイマートの顧問に就任し、同5月に代表取締役社長に就任。流通コンサルタント業「スーパーマーケットプランニング未来」の代表を経て、現在は流通アナリスト。関連記事
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