この記事は1年以上前に書かれたものです。現在とは内容が異なる場合がありますのでご注意ください。
森と泉の国はロマンチック…ではない?
見た感じ、緑あふれる豊かな大地。しかしここには、我々の国にあるような溢れる初夏の木々の香りや、数え切れないほどの緑の種類はない。沼沢地にあるのは、限られた種類の落葉灌木であり、それより高いところには、これまた限られた樹種の人工林だ。この国では、その国土の半分を林野が占める。国有と私有が半々という。樹種は、スコッツパインと呼ばれる欧州アカマツ、シラカバ、ポプラの姿しか見えない。
限りない沼沢地と小さな川が重なるこの地での林業は、大変な作業だと推察される。いかに高低が小さいとはいえ、真冬の凍結時期はともかく、足場の悪い湿地での作業はさぞ大変に違いない。
<まっすぐに30mはあろうかというヨーロッパ赤松の人工林。成長にはさぞ長い年月がかかったことだろう | <湿地林は、豊かに見えて実はそうではない |
リガからタリンへ
<電柱はアカマツ | <ときにそのてっぺんにコウノトリが巣をつくる |
<風力発電の風車。しかし、こんな光景はほとんどない | <製材所。昔は我が国でも普通に見ることができた |
<庭先に積まれた薪。地方の道路沿いの民家の庭に普通に見られる光景だ | <何と、こんなところにもカフェがある。だが、客の姿はない |
<スーパーマキシマのラッピング列車。国営鉄道の評判は悪い。いまだ残る社会主義の悪習か? | <民家にはライラックの花が咲く |
(つづく)
<プロフィール>
神戸 彲(かんべ・みずち)
1947年生まれ、宮崎県出身。74年寿屋入社、えじまや社長、ハロー専務などを経て、2003年ハローデイに入社。取締役、常務を経て、09年に同社を退社。10年1月に(株)ハイマートの顧問に就任し、同5月に代表取締役社長に就任。流通コンサルタント業「スーパーマーケットプランニング未来」の代表を経て、現在は流通アナリスト。
関連記事
2025年10月31日 13:30
2025年10月27日 17:00
2025年10月23日 13:15
2025年11月5日 16:00
2025年11月4日 10:25
2025年10月24日 10:20
2025年10月30日 17:40

<
<
<
<
<
<
<
<
<
<
神戸 彲(かんべ・みずち)







