福岡発の未来のゲームクリエイターが誕生!~「GFF AWARD 2017」
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「GFF AWARD 2017」は、「福岡ゲーム産業振興機構」主催による、学生および一般アマチュアを対象としたゲーム開発のコンテスト。その記念すべき第10回の最終審査と表彰式が3月11日、イムズホールで開催された。
会場は、ゲーム開発者を志す学生や業界関係者などで満席。福岡ゲーム産業振興機構委員長の(株)レベルファイブ代表取締役社長/CEO日野晃博氏による開会の挨拶後、さっそく2次審査を通過した開発チームによる3分間の公開プレゼンテーションが行われた。
最終審査が行われている間に、ソニー・インタラクティブエンタテインメント ワールドワイド・スタジオ プレジデントの吉田修平氏、カドカワ(株)取締役 ファミ通グループ 代表 浜村弘一氏と日野氏によるトークセッションも開催。ゲーム業界の「これまでの10年」というテーマでは、家庭用ゲーム機の性能の飛躍的な向上や、ソーシャルゲームやスマホゲームのムーブメントなどの歴史を振り返った。各年の代表的なゲームソフトの紹介では図らずもレベルファイブの成長をなぞる内容となった。続いて「これからの10年」というテーマでは、これからのゲームは「VR(バーチャル・リアリティ、仮想現実)、AR(アグメンティッド・リアリティ、拡張現実)、MR(ミクスト・リアリティ、複合現実)」が軸になるという話題が展開。昨年10月に発売された「PlayStation VR(プレイステーション4でVRを体験できるシステム)」の開発を務めた吉田氏から、開発中の貴重な話を聞くことができた。VRはゲームに限らず広く研究・使用されている技術だが、世間に広まっていく過程で、ゲームが大きな役割を果たしていることを強く感じさせるセッション内容だった。最終審査が行われ、大賞はチーム「七色ステップ」の「Rainbow Step」に決定。賞状とトロフィー、そして賞金30万円が授与された。 審査は、日野晃博氏、松山洋氏((株)サイバーコネクトツー)、山倉千賀子氏((株)ガンバリオン)、松隈浩之氏(九州大学大学院芸術工学研究院 准教授)が担当。ゲスト審査員として吉田修平氏、浜村弘一氏が参加した。
表彰式には、プレゼンターとして高島宗一郎福岡市長も登壇。10年前と比べ、福岡市のゲーム関連企業が3倍に増えたことなどを語り、今後も福岡市としてゲーム産業の振興に協力していくと述べた。
※GFF:「GAME FACTORY'S FRIENDSHIP」の略称で、九州・福岡のゲームソフト制作関連会社などによる任意団体。
※福岡ゲーム産業振興機構:福岡を世界的なゲーム産業都市にすることを目的とした、GFF、九州大学、福岡市による「産・学・官」の連携機構。▼関連リンク
・第10回福岡ゲームコンテスト「GFF AWARD 2017」(福岡ゲーム産業振興機構HP)関連記事
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