2024年12月22日( 日 )

鹿児島・南大隅町長選 駆け込み立候補者に公選法違反の疑い

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 4月16日に投開票が行われた鹿児島県南大隅町長選挙で、落選した候補者の1人が、特定候補が有利になることを理解したうえで、駆け込み的に立候補していたことが明らかとなった。

 産業廃棄物処理業者の調査と並行して行っていたデータ・マックスの取材でわかったもので、駆け込み立候補した人物は、ある候補者が核廃棄物(核ごみ)の町内持ち込みを企図していることを知らせるため、現職町長を利することになるとわかったうえで、あえて出馬したと明言している。

 立候補の動機となった核ゴミ持ち込みの話が事実と異なれば、虚偽の事実を公表して他候補の当落に影響を与えたことになる。公職選挙法は「当選を得させない目的をもつて公職の候補者又は公職の候補者となろうとする者に関し虚偽の事項を公にし、又は事実をゆがめて公にした者は、四年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する」と規定しており、駆け込み立候補者の行為は、同法違反に問われる可能性がある。
 駆け込み立候補者の発言などについては、次稿で詳しく報じる。

【データ・マックス特別取材班】

 

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