子どもたちと留学生らが笑顔でふれあい~学校法人宮田学園が「こども食堂」をオープン
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学校法人宮田学園では7日、西日本国際教育学院(福岡市南区)1階のカフェテリアで、地域の子どもに無料で食事を提供する「こども食堂」をオープンした。
同学園の「こども食堂」は、福岡市が行う「子どもの食と居場所づくり支援事業」に基づくもので、校区の小・中学生の児童生徒を対象に食事の提供を行うことで、子どもの孤食を防ぐとともに、子どもたちの身近な居場所づくりを目的としたもの。また、単に子どもたちへの食事の提供を行うだけでなく、同学園の教職員と留学生が一体となって支援を行うことで、地域への貢献を図るとともに、留学生と地域住民とのコミュニケーションを図るという狙いも。今回のこども食堂開催にあたっては、宮田学園の留学生たちもボランティアスタッフとして参加するほか、今後は留学生たちによるイベント企画なども行われるという。第1回目となる今回は、特別ゲストとして、モンゴルオリンピック委員会公認のモンゴルバドミントン日本キャンプの石黒代表監督と代表選手が登場。まず代表選手らが、いつかオリンピックの表彰台で歌うことを目指して欠かさず練習を行っているという、モンゴル国歌を斉唱した。続いて、代表選手2人がバドミントンのラリーを披露。目の前を飛び交うバドミントンのシャトルの迫力に、子どもたちや留学生たちからは歓声が上がった。選手を代表して、今年10月から宮田学園で学ぶ予定のBATDAVAA.Mさんが皆の前で「今年10月からよろしくお願いします。頑張ります」とまだ不慣れな日本語で挨拶すると、会場は大きな拍手に包まれた。
続いて、手品ショーがスタート。目の前で繰り広げられる不思議な手品の技の数々に、子どもたちのみならず、留学生たちも皆、目を輝かせながら見入っていた。その後、いよいよ食事がスタート。今回振る舞われたメニューはおにぎりのほか、開催日の7月7日の七夕に合わせ“天の川”をイメージしたそうめん、シェフを招いての本格的なステーキなど。さらに食後のデザートには、子どもたちが果物やアイスを自分で好きなように組み合わせてつくるパフェも用意された。子どもたちは用意された食事を楽しみながら、留学生のお兄さんやお姉さんとの楽しい交流の一時を過ごしていた。
学園総長の宮田道郎氏は、「今回の開催にあたっては多くの方々のご協力もいただき、大変ありがたく思っています。このこども食堂は、当学園の留学生たちと地域の方々とのコミュニケーションの一環としてのほか、地域の子どもたちの今後の成長を祈って始めたものです。今後とも、子どもたちが健やかに安全に過ごせる地域を目指し、微力ながらも貢献していければと思っております」と語った。
今後、「こども食堂」は毎月2回、第1・第3金曜日での開催を予定。なお次回、第2回目の開催については、第3金曜日が小・中学校の終業式と重なることもあり、7月19日(水)の“食育の日”での開催を予定している。
【坂田 憲治】
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