売上高１兆円が現実味を帯び始める　イズミ

　中国・四国・九州地方を主に、総合スーパー「ゆめタウン」や「ゆめマート」などを展開する（株）イズミ。
　4月28日に、イズミとカインズ、ツタヤの3社が核テナントとなる大型商業施設「LECT（広島市西区）」がオープンするなど新業態にも積極的に参入を図っている。

　17年2月期連結決算は、7,021億円の売上高を計上。既存店が前期比1.5％伸びたことや「ゆめタウン徳山」の開業などで営業収益は5.0％増加し390億円だった。販管費が6.0％増えたが、粗利益率を0.48ポイント改善し、経常利益は387億円と14.7％増と二ケタ増益率に乗せた。
　特損に熊本地震の災害損失を93億6,700万円計上したことで最終損益は265億円と、9.3％の減益になった。
　18年2月期の営業収益は6.5％増の7,481億円を見込む。売上高1兆円構想を推進してきたが、18年2月期の売上高見通しが7,500億円水準にまできており、到達も現実味を帯び始めている。

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発　刊：7月21日
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