東京オリンピック開催期間中に必要な警備員はのべ14,000人とされる。これについて業界関係者は「とても集めきれない」とあきらめ顔だ。人不足の世相にあって特に警備業界は深刻だ。「仕事はあるが警備員がいないというのが常態化している」という。「定期の顧客に対する隊員の確保もままならないのにスポットで集まるはずがない」という状況なのだ。特に大量の人員を要する花火大会やマラソンなどの大規模イベントは大きな労力を要する一方で、その場で終わってしまう。警備会社としてはあまりうれしくない依頼だという。「今年福岡市内のある花火大会を請け負った企業は、来年受注しない意向を示した」とされる。
同関係者はオリンピックで確保できるのは多くて8,000名程度と見ており、法規制を含めて柔軟な対応の必要性を説いている。
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