【2017衆院選・福岡2区】最大激戦区!稲富vs鬼木 両陣営が決起集会
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22日投開票の衆院選で「日本最大の激戦区」ともいわれる福岡2区。小選挙区の当選をかけて争う2陣営が、それぞれ決起集会を開催し、集まった支持者へさらなる支持の拡大を訴えた。
終盤突入!総力戦へ
今回、希望の党公認候補として出馬した元職の稲富修二氏(47)は17日、福岡市内のイベントホールで決起集会を開催。900人定員の第一会場は満席。入りきれない聴衆は別会場に入り、中継で集会の様子を視聴。選挙区内選出の地方議員や連合福岡・高島善信会長、稲富氏の松下政経塾の先輩にあたる打越明司元衆院議員、支持団体の代表などから激励の言葉が稲富氏にかけられた。
有権者の声を聞くなかで、「安倍一強を4年続けるかどうかが問われている」と感じたと語る稲富氏。決意表明のなかで、「一強の政治が続けば、国会議員は官邸のほうを向き、総理や官房長官の顔色をうかがう」「衆議院議員は代議士といわれるが、代議士とは、地元の皆様の代理人、代弁者」「私が戦っている相手は安倍総理。安倍総理の代理人と戦っている。だからこそ相手は強い」「アベノミクスで景気は良くなったが生活の声とはかけ離れている」とし、今回の選挙を「地元の皆様の代理としての私と安倍総理の戦い」と位置付けた。また、失速が指摘される希望の党については、「個人として力をつけなければ、国会に行っても何もできない」「私が変えてみせる」と、熱く語った。
一方、自民党公認候補として3期目の再選を目指す前職の鬼木誠氏(45)は翌18日、福岡市内のホテルの大宴会場で決起集会を開催。会場は総立ちですし詰め状態となり、約3,000名が参加したと見られる。会場に掲げられたのは、1人ひとりにさらなる支持拡大を求める「あと3日、あと3票」のスローガン。あいさつに立った自民党福岡県連会長の蔵内勇夫県議によると、同県連は、福岡2区を“最重点選挙区”として終盤戦に臨む構え。接戦の2区で勝利することで、福岡県11選挙区で全勝を目指す。
鬼木陣営の選対本部長・山崎拓自民党元副総裁は、「(小池百合子氏の)失言もあり、政策の中身がない」「失望の党、最後は絶望の党」など、希望の党を批判した。このほか、中谷元 元防衛相(高知1区)や、公明党の石田祝稔氏(四国比例)と濱地雅一氏(九州比例)など、他の立候補者も来援。それぞれに鬼木氏への支持を呼びかけた。
「国民の命と暮らしを守る。その一点が政治の役割」という鬼木氏は、財務金融委員会の委員として、設備投資と雇用につなげるために公共事業費の平準化を図るよう質問した事例を紹介。この質問を太田昭宏国交相(当時)が参考にし、「公共事業の安定と持続、そして平準化」を答弁などで使うようになったという。鬼木氏は、「福岡市はアベノミクスの恩恵、国家戦略特区や規制緩和によって発展する時。その大事な時期に、福岡の真ん中、九州の真ん中である福岡2区の議席を手放すわけにはいかない」「勝つ姿を中央の官僚に見せつけて、『この政治家は必ず国会に帰ってくるから、この政治家の地元の意見はきちんと聞いておかないといけない』と思わせなければいけない」と訴え、終盤を迎えた選挙戦への協力を呼びかけた。
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