2024年11月28日( 木 )

9.11米同時多発テロ 現場の今~ニューヨーク視察

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 データ・マックスでは、11月上旬ニューヨーク視察を実施した。アメリカ最大にして商業・文化の最先端の世界都市。ニューヨーカーが「一言で表現できない」様々な顔を持ち日々変貌し続ける同市の現状をレポートする。

 ニューヨークでぜひ訪れてみたいと思っていたのが、同時多発テロの現場に開業した「9/11メモリアル・ミュージアム」であった。入場券が24ドルと行くと、つい高いと思ってしまったが、見学するにつれ反省したい気持ちになった。生きていることが当たり前の日常にあって、会場で目にした映像に、そして実際の展示物に衝撃を受けた。命の尊さ、争いの醜さ。そして悲劇を繰り返さないために自分には何ができるのか。決してワクワクする博物館ではないけれど、訪れる価値は十分にある、そう思った。一部を除き、写真撮影が可能であったため、写真で館内を紹介する。

 同施設はアメリカ同時多発テロ事件の公式追悼施設として2011年に開業した国営施設。同時多発テロから10年となる2011年9月11日に第一期となるメモリアルが開業し、2014年5月にはミュージアムが完成。同時多発テロ事件に関するさまざまな資料が展示されているほか、メモリアルにはテロ事件犠牲者の全員の名前が記載されている。

倒壊したビル跡地には水が地下に流れる慰霊碑がある

慰霊碑には亡くなった方の名前が刻まれている。

慰霊碑そばには新しく建設されたワンワールドトレードセンター


 メモリアルミュージアム外観

倒壊したビルの鉄骨部分。ミュージアム内に展示


 衝撃で折れ曲がった鉄骨

※クリックで拡大

【東城 洋平】

関連記事