2024年12月05日( 木 )

「包丁で自分を刺すか、飛び降りるか」―重傷の16歳少女に強要 久留米の女子中学生ら逮捕

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 16歳の少女に高さ6mの歩道橋通路から飛び降りることを強要し、重傷を負わせたとして、福岡県警久留米署は23日、久留米市内に住む少年少女3人を傷害容疑で逮捕した。

 逮捕されたのは、久留米市に住む女子中学生(15)、16歳と19歳の解体作業員少年の3人。3人は、今月5日午前2時ごろ、西鉄久留米駅東口の歩道橋にアルバイトの少女(16)を呼び出し、「電車に飛び込むか」「包丁を自分で腹に刺せ」「飛び降りるしかないやろ」などと脅して、高さ約6mの歩道橋から飛び降りさせたとされる。被害少女は両足のかかとを骨折するなど全治3カ月の重傷を負っていた。
 

16歳の少女が飛び降りを強要された、西鉄久留米駅東口の歩道橋


 被害少女の妹と、逮捕された女子中学生が顔見知りで、妹と女子中学生の間でなんらかの金銭トラブルがあり、被害少女が巻き込まれたとみられている。逮捕された3人は、包丁などの凶器は持っていなかった。
 事件があった場所は、昼間はベンチなどで昼食をとるサラリーマンの姿が見られるものの、夜間は若者たちがたむろする「危ない」場所として知られていた。
 久留米署は、逮捕された3人の認否について明らかにしておらず、取り調べの様子についても「まだ話せない」としている。

 

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