『オオイヌノフグリ』 ゴマノハグサ科 帰化植物
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里山のあぜ道で紫の可愛い花を見かける。豆粒ほどの大きさで背丈は1cmにもみたない。
秋に芽を出してほかの植物が繁茂しない冬に横に広がって育ち、早春に多数の花をつけ、春の終わりには枯れてしまう
花は太陽の光によって開閉し、1日で落花するが小さくて、紫色に輝くこの花の中央部は白く輝いている。群生しているので見つけやすい。
これまで、この花の撮影に満足したことがない、なぜなら日差しを浴びている時がこの花は一番かわいい。しかし、撮影に当たっては時として太陽の光は邪魔にもなる。
なぜなら、フィルムカメラ用の一眼レフの露出はファインダーからの光で露出を検索しているのである。何度取り直しても、露出不足になる。原因がわかるまで時間を要した。レンズを通して露出を測っていると理解していたら大間違いだった。愛用の一眼レフのファインダーには太陽光が入らないようにスライドする遮蔽板がついていた。あーこれか! 無知だった。
デジタルカメラの露出はレンズから入力する光量をCCDで計測しているので、この失敗はないと思う。しかし、1つだけ工夫が必要である、それは色温度である。
人間の目は、白は白、紫色は紫と脳が判断しているので露出を変える必要がないがカメラは単細胞なので、白や紫色は露出の補正が必要なのです。
白はややオーバーに、紫色はややアンダーに。数値では 0.3〜 0.7です。イヌフグリとは女性には失礼かもしれないが、犬の陰囊です。
雄犬を後ろから見ると、なるほどと合点がゆく。
冬の日差しのなかでこの花に会いたくなる、春の訪れを知らせる花でもある。2018年3月8日記
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