クックチャムに春の特製オードブルが登場～ケータリング市場に参入へ

　手づくり弁当とお総菜で人気の「クックチャム」が今春、特製オードブルを発売する。同店は、冷凍食品を使わず、手づくりにこだわることで知られている。

　春用の特製オードブルは、手付けの生パン粉を使用した揚げ物を始め、ふわふわで柔らかい本格シュウマイ、2度揚げのカリっとジューシーな鶏の唐揚げなどが入る。立体感があり、ボリュームも満点だ。

　同社はもともと、クリスマスや年末シーズンに特製オードブルを発売し、1日約2,000個売っていた。今回、初めて春の花見シーズン用に特製オードブルを作成した。
　「現在、一部の企業では、労働時間が短縮される傾向にある。家に早く帰って、ホームパーティーやママ会などが定期的に行われている。これらのニーズに合わせて特製オードブルを作った」というのは、店舗を運営する（株）クックチャムプラスシー（本社：福岡市博多区）の竹下啓介社長だ。

　竹下社長によると、民間企業でも外に飲みに行くのではなく、惣菜を購入してきて会社で飲むといったケースが増加傾向にあるという。福岡市内にはケータリングのガリバー企業がいないこともあり、同社はこれをきっかけにケータリング市場に本格参入する。
　「19日に専門サイトをアップし、21日にはテレビコマーシャルもスタートさせる。今までは、弁当と惣菜の店だったが、これからは数多くの企業さまにもご活用いただきたい」（竹下社長）。

　同社は愛媛の（株）クックチャムの100％子会社。福岡に子会社が設立されて今年で15年目。現在、福岡近郊を中心に24店舗、全国で38店舗展開している。

【矢野　寛之】

▼関連リンク
・クックチャムプラスシーのホームページ