5月9日を払込期日として、（株）TATERU（東証一部）が公募増資を行う。募集は大和証券を引受人として米国、カナダを除く海外市場を通じて行われる。募集価格は1,951円で710万株が新規に発行される。これは、発行済株式総数の9％弱に相当するため希薄化が懸念され、25日10時時点で同社の株価は値を下げている。
調達する131億円は、ITエンジニアなどの人材確保に16億円、広告費用として24億円、AIやIoTなどの調査研究のための人件費などに2億円、用地取得や建築費用に25億円、IoT機器の仕入などに10億円、M&A資金に15億円、借入金返済のために35億円が使われる予定。また、増資により古木大咲社長の議決権割合は46.38％に低下する。
「公募の予定はない」と以前データ・マックスの取材に対して答えていた古木社長だが、AIやIoT事業への投資により、事業スピードをさらに加速したい構えだ。
【永上 隼人】
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