2024年11月23日( 土 )

アビスパ、危なげなく完勝 福岡2-0愛媛

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

GKをよく見て、チップキックでゴールを奪うユ・インス

 JリーグJ2アビスパ福岡は、ホームのレベルファイブスタジアムに愛媛FCを迎えて第14節の試合を行った。爆発的なスピードとゴールへの推進力でここまで4ゴールを挙げているエース、FWドゥドゥを累積警告による出場停止で欠いた福岡だが、5-3-2でボールを回してくる愛媛のパス回しを球際で阻止し、鋭い攻撃につなげていく。この試合、アビスパはサイドアタッカーを左右入れ替えて起用。右で先発していたMFユ・インスを左、右サイドにはFWエウレーを投入した。「サイド攻撃に変化をつけたい」という井原監督の起用はあたり、エウレー、ユ・インスともペナルティエリア内へ切り込むシーンが目立った。

 試合が動いたのは14分。FW石津大介のドリブルからエリア内でパスを受けたユ・インスが右足でループシュート。「いいパス、いいタイミングだった。GKをよく見て打てた」というシュートは愛媛GK岡本昌弘の脇を抜けてゴール。これがユ・インスのアビスパでの初ゴールとなった。

 22分にはFW松田力がペナルティエリア内でエウレーのスルーパスを受けるが、愛媛MF田中裕人が松田を倒しPK。これをエウレーが真ん中に決め、2-0。「ホームのサポーターの前でゴールを決め、喜びを分かちあいたかった」というエウレーは、これが今シーズン2点目となった。

 後半は、ハーフタイムで戦術を修正した愛媛が押し込むシーンもあったが、福岡は2点のリードを保ってタイムアップ。これでシーズンの三分の一が終了したことになるが、「攻守両面でチームとしてやりたいことが整理できてきた」という井原監督の言葉通り、よりプレーの精度と連携を上げ、自動昇格とJ2優勝に向けてさらなる加速を期待したい。

前線でキレのあるプレーを披露したエウレー

ユ・インス、アビスパ初ゴール!

【深水 央】

 

関連キーワード

関連記事