千早4丁目に新築移転　新・福岡輝栄会病院で内覧会開催中

　6月10日まで福岡市東区千早4丁目に新築された新・福岡輝栄会病院で内覧会が開催されている。5月末に竣工した新病院は今月18日に移転開業を予定。内覧会には建設関連会社や従前の取引業者など多数が来場している。オープンに向け、院内では医療機器の搬入などが行われている。

　（医）輝栄会の中村吉孝理事長は、「病室はおもてなしを重視したつくりにこだわった。ナースステーションをガラス張りにするなど、これまでの病院にはないものを取り入れた。より一層地域医療との連携を強化していきたい」と語った。

　同院はこれまでも救急医療に力を入れてきたが、合わせて人間ドックや検診など予防医療にも注力する。専門医療に関しては、実績のある脳卒中診療のほか、腹腔鏡の胆嚢摘除、糖尿病専門医、泌尿器科専門医など、より専門性の高い医療を目指す。地域の医療・介護の拠点として、予防から専門診療、リハビリテーションまで一貫した診療を実現。有料老人ホーム2施設のほか、グループホーム、デイサービス、デイケア、ホームヘルプステーションなど介護保険のメニューをそろえ、周囲の介護事業所と協力して「地域包括ケア」の拠点機能を担う。

　なお、新病院での外来診察開始は6月20日（水） から。 現病院（福岡市千早5丁目 / 香椎宮前駅横）での外来診察は、6月14日（木） まで（急患は6月15日（金）まで診療）となる。

【東城　洋平】

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