2024年12月23日( 月 )

産廃処分場の乗っ取り事件 被害者が告訴状提出

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 乗っ取り疑惑に揺れる福岡市博多区の金隈産廃処分場を巡り、役員の辞任届を偽造、提出されたとする被害者が博多警察署に告訴状を提出していたことがわかった。

 告訴状を提出したのは、同処分場の関連会社「(株)和幸商会」と「(株)クリーン金隈」の役員を兼ね、両社の株式を100%保有していると主張している吉岡直之氏。吉岡氏は、知らぬ間に和幸商会とクリーン金隈の役員を辞任させられ、増資まで行われていたことで多大な損失を被ったと訴えていた。

 告訴されたのは、2社の現経営陣である伊藤博之氏、箭内伊和男氏、柏田清光氏の3人。3人は、市役所への手続きが必要だと伝え、吉岡氏から住民票などを入手したうえで、辞任届、議事録を偽造。正式な議決が行われたと偽って法務局に届け出た疑いがある。告訴人はこれらの行為が「私文書偽造」「公正証書原本不実記載」などに該当すると主張している。告訴状提出日は3月28日。

【東城 洋平】

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