裁判資料から判明した、ある建設会社の事業停止
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福岡市東区の建設会社A社が事実上、事業を停止していることがわかった。
ある裁判の行方を調べていると、被告となったA社が6月以降に破産手続きを予定していることが判明。すぐにA社所在地に向かった。表札は見つかったが、平日の昼間にもかかわらず、入口には鍵がかかっており、人気がない。建物の大家に聞くと、「今年3月分の家賃が入ってなかったため督促をした。4月上旬、ポストに鍵が入っており、部屋をみたところもぬけの殻だった。その後、まったく連絡が取れなくなった」という答えが返ってきた。
A社代表の自宅を訪れると、インターフォン越しに出てきたのは同居人と思われる女性。「代表は今、具合が悪く、臥せっている。会社はもうやっていない」とだけ返答があった。事業停止は間違いないとみていいだろう。
なお、A社は福岡市発注の公共工事を2件落札し、施工を行っていたが、市に業務の続行ができないと申し出て、契約解除になっていたこともわかっている。
【内山 義之】
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