日本自動車連盟（JAF）福岡支部では、炎天下で車内に残された乳幼児の死亡事故が毎年のように起きていることから、JAFホームページ内で「夏場における車内温度の変化」を検証したテスト映像を公開している。
この検証は、気温35度の駐車場で、車体の色やサンシェードの有無、窓の開閉など、条件が異なるミニバン5台のそれぞれの車内温度を測定するとともに、白い色の車における熱中症指標を計測している。
検証の結果、エアコンを使用していない車の車内最高温度はいずれも45度を超え、車体が黒で、窓を閉め切った状態の車両は57度、ダッシュボードは79度に達したという。
熱中症指標は窓を閉め切った状態でエンジン停止後、15分で人体に危険なレベルに達することがわかった。
JAF福岡支部は「いかに対策を講じても車内温度の上昇は防げないということを理解してもらい、たとえ数分間でも車内に幼い子どもを放置しないように」と呼び掛けている。
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