2024年11月22日( 金 )

ココカラファイン、ドラッグストア企業初の遠隔服薬指導認定を福岡市内の店舗で取得

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 (株)ココカラファイン(本社:神奈川県横浜市、塚本厚志社長)は11日、福岡市内にある「ココカラファイン薬局奈多店」が、「福岡市国家戦略特別区域法を活用した遠隔服薬指導事業」の事業登録者としての認可を受けたと発表した。

 ドラッグストア企業では初の認可。国家戦略特区とは「世界で一番ビジネスをしやすい環境」をつくることを目的に、地域や分野を限定することで、大胆な規制・制度の緩和や税制面の優遇を行う規制改革制度。福岡市は「遠隔服薬指導(テレビ電話を活用した薬剤師による服薬指導の対面原則の特例)」として、内閣府から特区に指定されている。

 現行制度では薬剤師による服薬指導は対面で行うことが義務付けられているが、特区により「オンライン診療が行われていること」「患者様と調剤薬局が国家戦略特区内に居住/所在していること」「患者が交通不便地域に居住していること」の条件を満たしている場合、遠隔服薬指導が可能となる。 

 同社では、地域の健康増進を支援する「健康サポート薬局」づくりなど、かかりつけ薬剤師の取り組みを積極的に推進。その一環として、調剤を取り扱うほぼ全店舗で在宅服薬指導を実施しており、遠隔服薬指導を開始することで、より患者の利便性向上を図るとともに、在宅服薬指導に関する事務作業の効率化を進めていく。また、今回認可された奈多店以外の認可についても「各店舗で依頼があれば対応していく」としている。

 

関連記事