「ひよ子サブレー」生みの親、(株)ひよ子会長・石坂博史氏が死去
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(株)ひよ子の代表取締役会長、石坂博史氏が11日に亡くなった。享年68。同社は、炭鉱地帯の飯塚で産声を挙げ、炭鉱労働者や地元の人々に支持され発展の基礎を築いた。1956年には福岡市内に進出、博多定番の土産として人気を博した。東京にも進出し、ひよ子の名は全国的に知られるようになった。
博史氏が社長に就任したのは、1987(昭和62)年10月。1990(平成2)年 4月、福岡市南区向野に本社をつくり、同年7月には本社内に「ひよ子ランド」をオープンした。
同社の人気商品「ひよ子サブレー」は、博史氏がヨーロッパ滞在中に出会った素朴な焼き菓子を、日本人に愛されるお菓子として完成させたいという思いから生まれた。オーストラリアから菓子職人最高の称号「マイスター」をもつエベナウワー氏を招き完成させたもので、今では同社を代表する商品の1つに数えられる。
2009(平成21)年11月、会長に就任。対外的には、福岡青年会議所の第37代理事長や福岡商工会議所の食料・水産部会長を務めるなど、福岡経済に寄与した。
合掌。
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