ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)によるドンキホーテHD株の株式公開買付(TOB)は12月19日に締め切られたが、応募数はわずか2万4721株で目標の約3,210万株を大幅に下回った。ユニーファミマはドンキHDの発行済み株式の20%強を買い付け、持分法適用会社にし、役員を派遣する予定だったが、TOB失敗で役員派遣は見送る。
11月7日から1株6,600円で買い付けたが、市場価格を下回ることから応募がほとんどなかった(20日終値は6,930円)。買付目標に届かない場合、ドンキ創業者の資産管理会社から一時的に株を借りる案もあったが、見送る。市場では「買付価格が低く(ユニーファミマは)最初からその気がなかったのでは」との声も出ている。
ユニーファミマ、ドンキとも提携関係はこれまで通りで、来年1月予定通りドンキがユニーを完全子会社化するとしている。
ユニーファミマと親会社の伊藤忠はユニーを切り離すのが目的でドンキの経営に関心があったわけではない。
関連記事
2025年5月9日 10:30
2025年5月6日 06:00
2025年5月5日 06:00
2025年5月4日 06:00
2025年5月1日 15:20
2025年4月17日 10:30
2025年4月3日 17:30