2024年11月23日( 土 )

創業の心を伝承、地場建設業として福岡の発展に貢献する(前)

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照栄建設 (株)

名実ともに地場企業のトップクラスに

 2017年6月に設立45年を迎えた照栄建設(株)。創業者は前畑1人氏、2代目は中村悦治氏、そして同年7月、3代目の代表取締役に冨永一幹氏が就任した。

 半世紀近く地元・福岡のまちづくりに貢献し続け、県内地場ゼネコンのトップクラス企業としての存在感を日に日に増している。昨年9月に開催された45周年記念式典には、建設業界関係者だけではなく、異業種の来賓も数多く駆けつけるなど、同社の懐の深さが改めて窺えた。

 その式典で冨永代表は、今日まで培ってきた先輩諸氏の仕事と志を受け継ぎ、次なる時代に向けた新たな挑戦を続け、福岡の街の発展のために全力を尽くすことを表明した。

光冷暖®システムを導入した「ブレス香椎駅前」

 すでに新たな挑戦は始まっている。その挑戦とは人の体感温度を操作する次世代型冷暖システム『光冷暖®』を採用した建築だ。光冷暖®は、健康・美容およびエコロジー、ライフスタイルの提案や商品・店舗展開を手がけるAnny Group(アニーグループ、福岡市博多区、二枝崇治代表)のKFT(株)が開発した室内環境調整システムのこと。同システムを採用したRC工法の賃貸マンション、戸建住宅の『FLEX』、そして日本で初めて同システムを採用したホテル建築を行っている。

 今後、光冷暖®を始めとした新たな技術を採用しながら、事業を構築・展開していく。「建設業界は、近年続いている不動産投資需要の高まりによって、好調が続いています。とくに賃貸関連の不動産を所有するオーナーは、日銀の量的緩和を背景に不動産向け融資残高がピークとなり、安定したインカムリターンが期待できます。それが賃貸マンションによる資産運用が活発化している大きな要因の1つだと分析しています。今後の福岡市の進化に大きな期待感をもっております。天神ビッグバン、ウォーターフロントネクストなど、再整備により、今後も発展を続け、人口も増加するでしょう。一方で、福岡の街の空気のコンディションは良いとは言い難い。『福岡は未来永劫、輝き続けるまちであってほしい』の一心で、本物の人々と環境に優しい居住性と利便性をより追求した建築物をつくり上げたい」(冨永代表)と、福岡のまちづくりへの決意を表明する。

(つづく)

<COMPANY INFORMATION>
代 表:冨永 一幹
所在地:福岡市南区向新町2-5-16
設 立:1972年6月
資本金:7,000万円
TEL:092-566-1249
URL:http://www.shoei-k.com

<プロフィール>
冨永 一幹(とみなが・かずもと)

 1969年6月14日生まれ。福岡県春日市出身。福岡大学大学院人文科学研究科教育臨床心理学専攻修士課程修了。2005年4月に照栄建設(株)入社。07年7月取締役社長室長、16年4月総務部長を経て17年8月1日に代表取締役社長に就任。

(後)

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