2024年11月05日( 火 )

積水ハウス 鴻池組の親会社を子会社化

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 7日、積水ハウスは準大手ゼネコン・鴻池組を完全子会社とする鳳ホールディングスを連結子会社化することを発表した。すでに、議決権ベースで33.3%の株式を有していたが、所有する優先株(議決権なし)に付された普通株式への転換請求権を行使することで、45.7%の議決権を有することとなる。議決権行使は10月1日。なお、行使時点で議決権が50%超となるよう既存株主から普通株式を取得していくという。

 同時に19年1月期の決算発表も行い、同期の売上高は2兆1,603億円、経常利益は1,951億円を計上。売上高はわずかに増加したが、経常利益は4.2%の減少となった。賃貸住宅「シャーメゾン」向けのリフォーム事業やサブリース事業がそれぞれ3.3%と4.9%の増収、マンション事業などの開発事業が22.3%の増収となったものの、国際事業や請負事業が前期を下回り、売上高はほぼ横ばいとなった。採算面では、売上高と同様、リフォーム事業やサブリース事業は伸ばしたものの、請負事業や分譲住宅事業、マンション事業も落ち込み、連結では減益となった。20年1月期は、売上高2兆3,670億円、経常利益2,080億円を見込む。

【永上 隼人】

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