2024年11月22日( 金 )

28日、地下鉄アクセスホール、新改札口がオープン!~福岡空港国内線ターミナルビル直通でアクセス向上

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供用開始を待つ地下鉄アクセスホール

 福岡空港国内線ターミナルビル再整備工事の一環として、福岡国際空港(株)(略称:FIAC)と福岡市交通局が進めていた地下鉄アクセスホール、新改札口(既存改札の反対側)の28日午前5時半供用開始を控え、25日にプレス向けの内覧会が行われた。28日午前9時から、記念イベントとして、新改札口付近で空港限定のお菓子が配られる。

 地下鉄アクセスホール、新改札口の供用開始により、改札口のある地下2階からビル各階に、エレベーターやエスカレーターでの直結移動が可能になる。これまで7分程度要した改札口からビルまでの移動時間が3分程度に短縮される。アクセスホールには、開放感のある吹き抜け構造を採用。利便性とともに快適性の向上も狙った。ある福岡市交通局職員は「飛行機を利用しない方々も空港に足を運んでくれるのでは」と期待を寄せている。

 福岡空港駅の利用者数は1日約2万7千人。利用客が新改札口に集中すれば混雑が懸念されるが、国際線ターミナルビルへの連絡バス乗り場へは、既存の改札口のほうがアクセスが良い。「国内線は新改札口、国際線は既存改札口」という利用者の動線の使い分けが見込まれている。

 地下鉄アクセスホールは、国内線ターミナルビル再整備事業のメイン工事として、FIAC(旧・福岡空港ビルディング(株))が工事を担当した。地下鉄直上での施工のため、杭打ちを避け、各階の床を吊って支える構造を採用するなどさまざまな工夫がなされている。ホールは、地下2階から4階(4階の供用開始は2020年夏の予定)までの吹き抜け構造。中央には26人乗りの大型エレベーター2基が設置され、両側に地下1階、到着ロビーのある1階への直通エスカレーターが各1基、出発ロビーのある2階への直通エスカレーターが2基設置されている。ホール地下2階フロアにはドラッグイレブンとファミリーマート、3階フロアにはスターバックス、パン屋むつか堂カフェなどがオープンする。

 国内線ターミナルビル再整備事業としては、エプロンと飛行機を結ぶバスのためのラウンジ棟建設が残っており、20年1月末の完成を予定している。

【大石 恭正】

新改札口
工事中の新改札口

 

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